薬局でステロイド糖尿病に気づくポイントとフォローアップ
ステロイドは、投与量にもよるが、長期になれば糖尿病のリスクがあがる。
では、どのくらいで何%の上昇率か?
90日で66%、300日で94.2%
という事は、薬局に一年ステロイドで来局される方は血糖については管理が必要である。
気づくポイント
①期間
②朝服用している場合は、インスリン抵抗性と肝糖放出促のため、食後高血糖や昼、夕に血糖値が高くなる→受診時間を昼以降にお勧めするもしくは空腹時のみのモニターは注意!
夕食後にウリエースなどで尿糖チェックをお勧めする!
ステロイド糖尿病患者疑義紹介が必要ポイント
①メトホルミンは、早朝空腹時血糖を下げる→低血糖を惹起!
分1からの服用を疑義もしくは服用後のフォローアップが必要!
②α−GIの選択も考慮する。→少量スタートだと消化器の副作用が少ないことから服用後フォローアップで
用量を確認することもできるのでは?
③DPP4剤が半減期も長く、グルカゴン抑制、糖新生抑制など当てはまることが多いが、腎機能、肝機能に注意!
※SU剤は、低血糖の問題があり適さないが、超即効型インスリン分泌促進薬は食後高血糖を改善する(特にシュアポスト)
参考)レジデントノート増刊号
地域に根差した薬局が早期発見の一つのピースになることが患者の人生を大きく変えることになる!