魂玉薬剤師

日々勉強の記録を記載していきたいと思います。予備校時代に魂のラジオを聞いて勉強していたというところから「魂」とってます。

海外のリフィル処方箋仕組みから日本のリフィル対応薬剤師を考える


1.    はじめに
l  日本は、段階的にリフィルを進める!
近年、リフィル処方箋が導入されたことは、周知の通りである。
このリフィル処方箋を、皆はどのようにイメージしているだろうか?
 
「まだ、まだ、でしょ」「リフィルって進まないよね」
そんなイメージでしょうか?
 
現段階では、リフィルという制度の導入が目的であって、浸透させることが目的ではなかったのが今回の診療報酬であると私は捉えている。
 
それは、日本の国民性からも急な変化をさせないのではと思っている。
 
私が、学生時代、学校は土曜日授業があった。しかし、土曜日急に休みということを行う前に第2土曜日休みが始まり、次に第4土曜日が休みになり土曜日が休みになった。
 
段階を踏むという感覚が私の中にあるため、今回のリフィルも目指すべき姿へ段階的に進めるものだという認識である。
 
であるならば、リフィルを使って国はどんなリフィル処方箋医薬分業を考えているのだろう??
 
何が言いたいのかというと現在のリフィル処方箋の状態は、日本が考える完成形ではないということである。
 
完成形の参考としてあげられるのは、アメリカ、オーストラリア、ギリスをはじめ多くの国が導入している「リフィル処方箋」
 
今回のブログでは、4年前にリフィル処方箋の基本概念をについて学ませてもらった内容を自分なりに解釈してお届けする。
 
l  リフィル処方箋の基本概念
 
アメリカ、オーストラリ、イギリスなどの先進諸国は早期からリフィル処方箋を導入してきたことは周知の通りである。
 
なぜ、先進諸国は、リフィルを導入していたのか?
目的はなんだろうか?
リフィル処方箋対応薬剤師が勉強する目的は?
 
リフィル処方箋導入国の背景、目的、実働世界を通し、日本が向かう「あるべき姿」を想定する。
 
あるべき姿からのギャップはどのくらいあるのか?が進むキャリアの一つになれば嬉しく思う。
 
2.    リフィル処方箋導入目的
アメリカという国に行かれた方は、「合理性」という言葉にしっくりくる方も多いのではないだろうか?
 
私が、アメリカに行った10年程前、すぐに移動のために車に乗った。その時車で走っているとある1レーンだけ空いているのである。なぜこのレーンを走らないのかと思い、尋ねた。
すると、このレーンは、車に一人しか乗っていない車は通れないレーンだと。
 
理由は、渋滞を解消するためだという。車に乗っている人が少ない車が増えるから渋滞するから。乗り合わせをすれば渋滞は減る。なるべく車に乗り合わせてほしいから乗り合わせてくれた方には通れるレーンがあるんだよ。とアメリカに着いてすぐに合理的な国だなと思った。
 
話を戻すと、リフィル処方箋とは、合理性が高い仕組みということである。
理由として、急性疾患の薬物療法は医師が行い、慢性疾患の薬物療法は薬剤師が行えば、医療費が削減できるからである。
 
日本のように全てを医師が見るようになれば、医師という人的資源の課題、患者が払う金額いわゆる医療費削減につながる。、更に患者としても毎回同じ薬を病院に行くと時間もかかる。
 
リフィル処方箋の目的
医療費と患者負担など合理性の考えからリフィル処方箋を導入していた。
 
3.    リフィル処方箋制度は薬剤師冥利に尽きる?!
 
薬剤師の職能というとどのようなことをイメージするだろうか? リフィルが進んでいる国の状況をふまえ考える。
 
薬剤師の職能は、正しい薬を出すことだけであろうか?
治療に使うのだろうか?
 
日本には、国民皆保険制度があり何かあると病院に行ってお薬をもらう。昔は、湿布を何枚も持って帰られる方が多くいたのも事実である。市販で買うよりも安いため、湿布は病院で処方箋から薬をもらった方が安いためだろう。
 
このような状況下では薬剤師職のは医師が処方した薬をいわゆる治療薬への関与をイメージするかもしれない。
 
一方リフィル処方箋が進んでいる国の薬剤師は、軽度な医療は自分でケアできるようにサポートする仕事だという認識がある。
また、国民もその意識があるため薬剤師への信頼が高い。特にアメリカでは、信頼できる職業の上位に薬剤師があげられている。
 
薬剤師の職能を広く社会に発揮させることで、健康寿命を延伸させると信じている。
 
ここから日本の状態と比較する。
日本の国民皆保険制度自体がどこまで持つのか?
先進国で、日本の様な国民皆保険制度がある国は私は知らない。
 
日本の国民性皆保険は、湿布やビタミン剤を含め市販の薬でも購入できる薬も保険適応になっている。
 
今後は、市販薬は保険から外れる可能性もあると私は思っている。
 
先進諸国の薬剤師はリフィル処方箋に対応しながら軽度な治療は、セルフメディケーションとしてアドバイスし国民に国件している。
 
先日も、ドイツに住む友人から「コロナにはビタミンDがいいからと国からアナウンスが流れ、薬局で購入してきた」そのような話を聞き、薬局というのは、身近な存在で健康相談や簡単な健康食品など短な科学者だとということを聞いた。
 
薬剤師職能を発揮しリフィル処方箋に対応するとは、今後、超高齢社会を迎える日本健康寿命にも貢献するという社会的価値の高い仕事だと思う。
 
4.    リフィル処方箋に向かう薬剤師のマインドセット
 
慢性疾患患者は薬局で病院に行かなくても薬がもらえるだけの仕組みではない。少なくとも私が見学したロングメモリアル病院の薬剤師たちはそんな思いではなかった。
 
前提になることがある「患者が実施している薬物療法の責任は薬剤師にある」というマインドセットが必要だということである。
 
医師が処方した薬を渡す際、マインドが「医師の責任」になってはいないだろうか?
 
リフィル処方箋を取り扱うということは、薬剤師のマインドが「薬物療法の責任は私にある」と思うことからリフィル処方箋はスタートすると感じた。
 
本格スタートは、次回の診療報酬改定だと思っている。
すると約1年間の間に、リフィル処方箋を扱うためにマインドセット薬物療法の責任は私にある」と言う主体的考えをつける期間にしたい。
 
5.    取り扱いの際、大切となるポイント×マインドセット
①    医師との従属的関係を排除して主体的に医師との疎通を図る
②    形式的なやりとりではなく、本当にこのままの処方内容で構わないのかという視点が出てくる。
③    処方内容に変更が必要だと判断した場合は、すぐに医師と連絡をして具体的に変更を行える。提案型の処方変更。
④    医師と処方内容を変更した方が良いかを医師と協議することも視野に入る。
⑤    変更後1週間くらいを目処に患者に連絡をとる。
 
薬物療法に責任をもつというマインドセットがされていなければ行動に移せない。まずはマインドのシフトチェンジをしたいその励みになるのが患者があなたに頼みたいという気持ちである。
 
日々の仕事の中で、あなたに聞きたいという状態を作り出すことからスタートを切るための環境を整える工夫が必要だ。
 
もし、今いる仕事場が薬を早く渡して数をこなすことを最大目標としているのであれば、移動することも考慮した方がいいと思う。
 
マインドセットができない環境で、取り扱いの際のポイントへの行動なんてできるはずがないからだ。
 
6.    マインドセットを行うために環境づくり
 
対象疾患患者は、薬局で普段から扱っている高血圧、糖尿病、脂質異常症であることが予想される。
薬剤師も普段扱っていない病気の方を取り扱うのは難しい。従って慢性疾患患者がメインとなるだろうと考えている。
 
普段取り扱っている病気=普段きてくれている患者ということになる。
 
目の前の患者とどの程度向き合ってるか?
患者から期待感を感じて仕事をしている?
 
私が、経験した普段は勉強していないのに勉強しようと思ったきっかけ。
「私は、病院に行っているのではない。あなたの話を聞いて病院に行くのだ。この治療どう思う?」と質問をされたことがある。
新人で未熟だったそれにも関わらず、患者からの言葉が嬉しく、一生懸命に勉強をした。
 
病院に行く前に薬局によってくれる。自分にできることは?と考え自分なりに精一杯した。
分からない時は、友達に聞き、先輩に聞き仕事をしていた。
 何よりもその患者から「病院に行くのではない。あなたに聞きたい」そう言われたことが嬉しかったから。
 
どんな薬がいいと思う?医師に相談する前に電話で聞いてから受診するね。そんなことも言われるようになった。
原動力は、患者の「あなたの話を聞きたいから」という患者からの薬剤師への期待感を感じたからだ。 私は、勉強が好きでも、勉強ができたわけでもない。
しかし、患者のためにと一生懸命だった。
私に聞きたいという患者であれば、患者のために働くし、医師とも話す。
そもそもそのように声をかけて下さった患者さんに心より感謝している。
まだ、未熟でよくわからない私に勉強の機会をくれたのだから。
 
環境づくりとは?「患者づくりだと思う。」
あなたに期待しているよ。そう言われただけで、薬剤師はがんばれると信じている。
環境づくりしようと取り組んでいくことから始めようではないか。
 
リフィル処方箋対応薬剤師が勉強する目的は?
以前、アメリカの薬剤師と日本の薬剤師の違いを聞いた際「アメリカの薬剤師は社会ニーズをまず捉えることから始め、ニーズを解決するために勉強する。一方、日本の薬剤師は、自分が勉強したいことを勉強する」
 
薬剤師への期待感を高める学びをすることがリフィルに対応する薬剤師への一歩だと思う。
ともに日本の抱える超高齢社会を超幸福社会に変えようではないか!
 

すごい例え話

本日は、便秘で悩む患者さんのご家族との話です。

家族の方からの例え話が素敵で盛り上がったので、共有致します☺️

「本日は、便秘薬以前の分も含め3種類ですね〜」
「もうこれがあって助かっているんです」
間でおうむ返しやペーシングを続けていると

「もうねこの便秘薬を飲むと徳島駅発のバスがまだ大阪出たばかりやのにもう待ってるんです。
トイレで。」
「そんなに薬を待ち望んでくれていてバス停で待っていてくれているんですね」
「まだまだバスこんのにずっとトイレで座ってるから、一回出てきなっていうてるんです。」

こんなやりとりを続けていると
「明日から大腸の手術で入院になります。」
直腸に近いところを一部切り取りストーマを付けるようになるという事を聞きました。

家族としては、ストーマになることへの不安を言葉にしていました。

一方、手術出来ることが、良かったという話もしていました。

手術出来ることに関しては、私は本当に良かったと思っていることもお伝えしました。

ストーマへの不安に対し、病院でも説明はあると思いますが、
我々も出来る限り近くのスタッツにも聞いてみて、家族の管理方法など実際どんなことが大変だったのか?!
など聞いてみますね。

安心して暮らせるように一生懸命勤めていきますと話をしていました

娘さんである方は、今後も大塚先生のところにくるからお世話になりたいと思いますというお話で帰られました。


患者の例え話からここまで話が盛り上がった話でした☺️

さて、この話にもあった
実際にストーマしている家族の方。

良かったエピソードなどあれば有れば教えて頂けると幸いです。
よろしくお願い致します☺️

今後の薬剤師に必要なスキルとは?

 

ポータブルスキルという思考
1.   薬剤師がおかれている環境変化
1月26日電子処方箋がスタートし、今後オンラインでのやり取りが増えていくことが想像できることでしょう。
 
オンラインになるということは、必然的にリアル店舗で働く人やクライアントは、減っていく可能性もあると私は思っています。
日本の人口が減少しているということにプラスしてスマホ普及率が9割(job総研参考)を超えていることからサービスを受ける側の環境はおおよそ整っていると考えているからです。
ここで、薬剤師が置かれている環境変化を政治、社会、経済、テクノロジーに分解して整理したいと思います。ビジネスでは、よく使われているPEST分析です。
・コロナ前との比較
コロナ前
政治:オンライン服薬指導は、一部特区のみ 0402通知
経済:各診療科とも定期的に受診することが当たり前で経済的に他業種の中では安定した経済状況
社会:リアルがメインの社会
テクノロジー:IT化と言われているが、業界的には進んでいない。
 
コロナ後
政治:オンライン診療などオンライン上服薬指導解禁、抗原検査キット販売許可、フォローアップ義務化、自宅での服薬指導解禁 リフィル処方箋導入 調剤外部
社会:コロナ禍社会→オンライン会議やオンライン飲み会などオンライン化 デジタル社会
経済:受診控などがあり打撃を受け赤字経営医療機関増加 特に2020年は一般病院の偉業利益は4割がマイナス
社会:デジタル社会促進→オンライン会議等  マスク社会 非対面
テクノロジー:電子処方箋 オンライン資格確認システム原則義務化
 
薬剤師がいる環境は法律的な要素が入るため政治的要因が強い業界かと思います。その国がテクノロジーを推進しているということそして、テクノロジーの発展が合わさり、今後薬局DXがどんどん動いていく事だと思います。
 
コロナ前と比較するとオンライン完結なやりとりが進んでいると同時に規制緩和も進んでいます。
リアルの薬局店舗に多くの薬剤師が必要なのか?
薬剤師はどこかに所属する必要があるのか?
さらに、6万件の薬局って全部いるかな?
 
今後は所属する場所や、働く場所も自由に選べる時代ではないでしょうか?
一つのところにずっといるもっというと入れる可能性はあるのでしょうか?
 
薬剤師では、転職が多い業種かもしれません。それは、薬剤師免許を使っているからという目線もあるかと思います。しかし、0402通知や調剤外部委託となれば薬剤師免許として使える場が薬局では必要なくなく可能性も出てきている。
 
そのような環境に置かれている我々薬剤師が身につけなければならないスキルとはどのようなものを考えますか?
 
 
薬剤師として必要なポータルスキル
                i.         MBA講師からの学び
我々薬剤師が必要なスキル?を考える前に前提として雇われるのであれば雇う人がいるでしょう。
そこで、質問があります。あなたの勤務先にとってあなたを雇用することによって、どの ような能力を「買って」いるのでしょうか。
相手の立場ではいかがでしょうか?
今回の記事を書くきっかけとなる言葉です。
現在私は、MBAを勉強しています。その中で私に課題がありました。
そう!!この問いです。
 
皆さんは、どのような回答をするでしょうか?
 
薬剤師免許を募集していたからなあ。それかな?
 
今までは、薬剤師スキルだけでよかったのかもしれません。
というのも、政治的側面から考えると調剤は薬剤師だけ、しかも店舗に薬剤師を常駐させないといけない。
しかし、今後本当に薬剤師免許を勤務先が買ってくれるでしょうか?
 
私自身この問いへの回答が、勤務先の企業理念、会社組織、提供したい価値、企業戦略に即した人材として、対患者との関係造り?というようなことをイメージしていました。
 
そこで、先生にこの課題の意図を質問をしました。「雇う側の考え方による。薬剤師免許だけあればよいという企業ももちろんあるでしょう。さらに専門職であるわけなので、専門的な知識を買っているのかもしれない。しかし、このテクノロジー時代情報は溢れている。ということは、知識というものはいずれ陳腐化していくことでしょう。さらに企業側が薬局を変化させたいと思うのであれば、知識がある薬剤師を雇うということは私はしない。過去どんなによい成果を上げていたとしてもそれはただの結果だけでうちの企業でそれができるとは限らない。そこから何を学び抽象化して自分なりに解釈をして再現性を出せる状態にしているのか? もっというと失敗でもただ失敗した過去があってということで終わらせず、具体的な事象から抽象化させ、乗り越えるために必要な要素足りない要素を学んだ。今度は、成功できると思います。という思考を持っているかどうかをみる。意図として自分自身がポータブルスキルを身につけようとしているのか?陳腐化するものに執着していないか?ということです」
この言葉にハッとしました。
例えば、話を聞いてくれない患者がいたとします。
その患者に対してどんな声を掛けをしたのか?関係づくりを行ってのか?
 
その結果、患者にとって薬局が最良の場となった場合
たまたま上手く行っただけかもしれないし、再現性があるかもしれない。
採用の段階では、この話だけだと雇う側の人間によっては、不採用にする人も今後出てくると思います。
ではどのように過ごす方がいいだろうか?
 
私が思う薬剤師がしないといけないのは、他の患者に対しても再現性があった。もっというと他の企業でも出来る様にするには?を考えると
 
どんなテクニシャンがそばにいると再現性が上がるのか?
困難を乗り切ったキッカケは?
など、薬剤師がスキルをポータブルにすることで、雇う企業とのマッチングに相違がなくなる。
2.   知識の陳腐化
この題名があると知識はやっぱり必要でしょということもあろうかと思います。
しかし、薬学的知識の陳腐化は、どの業界でもありえると思っています。ひと昔前は正しかったことが、間違ってくるという事例はよくあります。
 
薬剤師として、薬学的知識の習得をすることも大切だともちろん思っています。
実際、薬学的知識はポータルスキルの一つだと思っています。 しかし、薬学的知識は業界特性が強いため業界以外では使えない場合もあります。もっというと、実務でその知識を患者にどのくらいの割合使っているでしょうか? 専門的知識は、業界にいる以上必要があるため学び続けることには賛成です。ここではさらに得た知識をポータルできるスキルにしていくという考え方を掛け合わせることで、企業はよりあなたを雇う(必要なスキル)ようになると思います。
 
知識とポータブルスキルの両輪で仕事を生活をしていくことにいち「薬剤師」としての価値が高くなると感じたこの頃です。
 
まとめ)
昨今、働き方をジョブ型へという言われていると思います。
急なジョブ型への移行はないと思っていますし、メンバーシップ型が日本にマッチしていたから広がったという側面もあるでしょう。
そうなると日本なりのジョブ型の働き方へと移行する可能性がある日本においてこのポータブルスキルを意識して仕事をすることであなたの薬剤師としての価値が高くなることを願って今回のブログを終えます。

高血圧治療の変化

高血圧に薬以外の選択肢ができました。

https://www.omd.otsuka.com/information/pdf/20201210.pdf

市場変化とニーズを感じたので、共有します😊

 

高血圧市場規模として
患者数は 約1000万人
年間医療費 約1.8兆円

 

米国承認後、血圧の市場が変化すると薬局でも変わってくる可能性はあると思います。
初見ですが、効果としては、そこまで、強いという印象はありません。
P値も0.022ほどですからそこまで?と思った理由です。

しかし、今後、市場が変われば、顧客ニーズの変化があると思います。
まだ、カテーテルを入れるの怖い。手術みたいなことはやりたくないから。薬飲むわ。
から手術で高血圧の薬要らなくなった!!という声が大きくなれば、ニーズは一気に変わると思います。

そんな時代で顧客が求めるニーズに薬剤師としてどう生きるのか?!
私たちが提供できる「価値」はどんなものがあるでしょうか?

 

市場の変化と薬剤師が提供できる価値
そして、その提供価値の場は、「現場」だと思います。

皆様からのご意見等また、聞かせてください😊

Amazon薬局が日本にくることで薬剤師個々の時代になる!!

Amazon薬局が日本に来ることで薬剤師個々の時代になる?!
 
 
 
 
目次
1.アメリカ国内のAmazon薬局の捉え方
2.日本の薬剤師ニーズ
3.日本の薬剤師が目覚める時
 
 
1.アメリカ国内のAmazon薬局の捉え方
 
 
 
 

Amazon薬局が日本に来ることで薬剤師個々の時代になる?!
 
 
 
 
目次
1.アメリカ国内のAmazon薬局の捉え方
2.日本の薬剤師ニーズ
3.日本の薬剤師が目覚める時
 
 
1.アメリカ国内のAmazon薬局の捉え方
 
 
 
 

f:id:takemasa19820623595:20221109122837j:image
 
参考)ホーマイヤーKC、ガットウッドJ、バウチャーB.アマゾン薬局:気晴らしか混乱か?Jマナグケアです。2021年8月1日;27(8):e251-e253. doi: 10.37765/ajmc.2021.88719。PMID: 34460178。
 
参考論文では
・実店舗の薬局に懐疑的な打撃ではない。
・ブランドの忠誠心とAmazonプラットフォームの李厳製により、従来のネット販売薬局には深刻な脅威!
・現状の薬局の顧客体験への挑戦
と、実店舗への打撃は少ないという事が書かれている。
しかし、その理由はなぜでしょうか?
 
 
 
 
 
アマゾン薬局が、実店舗に影響しない理由
 
製品の価値を車に例えると
1)機能的価値
移動に便利な手段
2)社会的価値
ハイブリッド車や電気自動車
3)情緒的価値
キャデラック、ベンツ、レンジローバー
今回のAmazon薬局は、機能的価値
顧客が薬の購入事を目的としている。
ネット販売を行っている薬局は、Amazon薬局が来ることにより深厚な状況が待っている。
 
しかし、実店舗の薬局は影響が少ないと感じている。
それは、実店舗の薬局が2)の社会的価値を売りにしているため。
コミュニティ薬剤師は、最もアクセスのしやすい医療専門家として宣伝されている。
信頼できる情報元としてコミュニティ薬剤師を顧客は理解している。
 
論文が出された国は、「アメリカ」であること。
アメリカの薬剤師は、顧客に対し社会的価値、情緒的価値を提供している。
一方、日本の薬剤師はどうだろうか?
 
 
 
 
 
 
 
 
2.日本の薬剤師ニーズ
f:id:takemasa19820623595:20221109123024j:image
参考)千葉県 薬局ニーズに関するアンケート
 
f:id:takemasa19820623595:20221109123041j:image
社会的価値、情緒的価値がほとんど見られない。
 
この結果からみると、Amazon薬局が日本に来る意味
機能的価値を提供している「薬剤師」が淘汰されると考えている。
 
薬局編成が起こる可能性もある。
しかし、コミュニティ薬剤師として価値ある情報を顧客に提供できるかどうか?!
薬剤師としての価値は情報を中立的・客観的に情報を編集する力が求められる時代が来る。
 
3.日本の薬剤師が目覚める時
問いに対しどのような感じるだろう?!
「なぜ薬剤師になりましたか?」
なぜ薬剤師という仕事をしているのか?
 
薬を渡すため?薬を作るため?
私は、顧客に対し「あの薬剤師に聞いてみたい!」と思い浮かぶ身近な医療人でありたい。

そう思っている。
 
副作用でも薬剤師の見解と医師の見解は違うはず。薬剤師の考え方に期待を抱いてもらえるよう日々努力をしている。
 
それは、「あの薬剤師に聞いてみたい」あのとは、個人の時代であり、薬剤師が全員同じ答えならばAmazon薬局でむしろ良い。
今後Amazon薬局も進化していき顧客体験をより一層満足なモノにするであろう。
 
であるならば、日本の薬剤師は、Amazon薬局が目指す機能的価値に負けない「社会的価値」「情緒的価値」に注力する時が来たのでは?!
 
お互いに切磋琢磨し、顧客への価値提供を行うために薬剤師の「学び」が時代を乗り切るためには必要!!
 
私は、共に、学び合い、満足な顧客体験の積み重ねが、コミュニティ薬剤師への小さな一歩だと考える。
 
 
 
 
 
志を共にしている仲間と学び会える日を楽しみしています。
 

インフレ時代の医療従事者

本日「預金封鎖対策」という本を見ていた

 

インフレ時代を生きる上で、知る子ことが重要だと感じた点。

それは、ロシアでの出来事。

過去ロシアでハイパーインフレが起きた時失業した業種に意外な職種が!!!!

「医者」

 

・理由

経済が崩壊したロシアでは病院に行かなくなった。

病院に通うお金が無くなった。

結果、病院が潰れた。

 

考えても見れば当たり前で、特に症状もない患者は行かないいやいけなくなる。

 

また、薬局も同じことだろう。

インフレで、今来てくれている患者がそのまま来てくれると思う方が平和ボケしている。

 

私は、この本を見たときに

環境の変化を察知し、ニーズにこたえるには?

と常に意識した生き方をしたい。

 

それは、必要だと思われる職種は残ると思っている。

実際、ドイツの知人にコロナ時代薬局だけは行く。それは、生活に必要なモノがある程度揃うし、健康へのアドバイスもある。

日本においては、法律の問題もあるだろうが顧客が抱えるニーズを捉えるトレーニングは今から初めようそう思う。

 

ニーズと私たちの技術が提供できる価値でどんな効用が出来るのか?

逆にどんなニーズがあり顧客が望む効用にはどんな技術が必要か?

 

MFTのフレームワーク使っていきたい!!

処方箋無しで売れる薬の記事で私が思うところ!

処方箋なく買える薬
 
厚生労働省は、8月5日に「販売方法」について指摘をした。
 
なぜか、販売が落ち着く?販売は、あまりしない方が良い?となっているのか?!が、私には疑問!?
 
むしろ、販売方法、広告の方法、購入後のことを考えて顧客が安心して使えるようにすれば、むしろ行って良い。という認識である。
 
いわゆる販売するにあたっての取り扱い説明書を出している。
 
処方箋なしで買うはダメというのは、処方箋を取り扱っている人がコメントしているように感じている。 それは、利益が大きいからか? 病院も処方箋を出した方が儲かるからか?!それは分からない。
 
目的が儲けのために処方箋無しで薬の販売をするのはダメだろう。
 
広告も、儲けるための広告宣伝がダメだと言われているように感じる。
 
薬剤師は、必要がある場合売る。さらに、売り方、フォローもしっかりする。
むしろここに、機械化出来ないポイントがあるのではないだろうか?!
 
ダメって言ってるからやめようではなく、むしろ必要な方には販売をしその後のフォローも行うことで「あなた」のファンになってくれるのではないだろうか?!